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ステンレス製フレキシブルチューブとは?

2021年6月1日

弊社によくある問い合わせに「耐熱温度は?」や「耐圧は?」などがあります。

もちろんその都度お答えさせて頂いておりますが、考えてみるとたしかにホームページには技術的な資料はあるけど

「ステンレス製フレキシブルチューブ」の基本的な説明が無い気が・・・。

ということで今回は「ステンレス製フレキシブルチューブ」に関して簡単な説明を書かせて頂きます。

 

・ステンレス製フレキシブルチューブとは?

 

①まずステンレス鋼の薄肉電縫管(0.2mm~0.6mm)をヒダの連続形状に成形します。

 

 

 

②そこから外側にステンレス鋼線(ブレード)を編み込みます。

 

 

 

③そして両端に管継手を取り付けて完成です。

屈曲性や柔軟性に加え、微振動を吸収する役割も有しています。

 

 

・呼び方は?

フレキシブルチューブ以外にもフレキシブルホース、フレキシブルメタルホース、フレキシブルジョイント、金属製フレキシブルチューブ、SUSフレキ、フレキ配管、螺旋管、可撓管など多くありますが、呼び方は人によって様々です。

 

・材質、耐熱温度、耐圧は?

標準材質はSUS304ですが、より高い耐熱性や耐食性を要求される場合はSUS316Lも製作可能です。

耐熱温度はSUS304でー194℃~400℃、SUS316Lはー194℃~600℃です。

耐圧は基本的には「1.0MPa」ですが、外側のブレードを2重にしたり、管継手を高圧用にして「2.0MPa」にすることも可能です。

 

・使用流体、使用箇所は?

使用可能な流体は範囲が広くガス、水、油、薬品などステンレスが腐食しないものであれば使用可能です。しかし、チューブ部分は薄肉で液だまりもしやすい構造の為、通常配管では使用可能な流体でも腐食する場合がございますのでご注意下さい。

使用箇所は製鉄所、化学、薬品、食品などの各工場の設備や屋内・屋外の配管に使用されています。

 

・まとめ

実際に製品など見てみたいと思われましたら是非ご連絡下さい。

現在はコロナ禍であり難しいですが工場見学の方も時期を見て受付させて頂きます。

今後も弊社製品をご愛顧頂けます様、宜しくお願い致します。